2013年02月27日
東京マラソン2013を走ってきた vol.2

天候は前日が余りにも晴天だったので放射冷却と予想していたが、それ程冷え込みはなかった。
だけど後からニュースを見るとどうやら今世紀最大級の寒波だったと聞いてびっくり。
当日の朝食は是非とも炭水化物を摂りたかったので、宿の前にある某牛丼チェーンに寝起きでGo。やっぱり、ジャンク好きとしては炭水化物もジャンキーにがモットーw
急いで支度をしてTeam RUN OR DIE!!(以下、ROD)の皆と待ち合わせ場所へ行く。
今回RODからはスタートまでの待ち時間が寒いだろうからと更衣室・待機場所の手配までしてくれる厚遇サービス付き。
本当にありがたい(感謝)
RODからの出走者はKMD監督、書房さん、コバさん(with奥様)、カトさんに加えてボク(後にハンハンさんも出走していることが判明)。応援組のランブラーさん、ジャッキーさん、ハムさんに挨拶。みんな良い人でホッとしたw
さてさて、スタートは目前

ノリを良くしようとしてかリズミカルな音楽が大音量で流れ、DJっぽい人がトップ選手の紹介などする。
青い空とはうって変わり、時折吹く強風で体温を奪われるボクは、知事の挨拶や大会の説明を聞くよりも不安と期待と自身のプレッシャーでこの時点で既にホワイトアウトしそうになっていた。
以降はランナー目線で駄文を書き綴りますね。
外遊びって楽しいよね!続きの前に
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東京マラソンは今回からワールドマラソンメジャーズに加入し、世界6大大会の一つとなった。
賞金もアップし、外国勢がスゴく増加したんだとニュースで言ってた。
何だかそういう場所に自身が立っているのが何だかとても不思議な気がした。
とりあえず、整列するランナーの数が36,000人とハンパない。

寒風吹き荒れる中、定刻どおりに号砲がスピーカーから鳴り響く。
3万以上の人が同時にスタートしても、ボクのいるGグループはなかなか動かない。結局、号砲から約7分遅れでサクラに形どった紙吹雪の中、スタートラインをようやく踏むことができた。
スタートと同時にiPhoneアプリのRunmeter(ROD推しアプリ)とGPS時計SUUNTO Ambitの記録を開始させる。
すでにここで感無量なボクw
というのも12月の奈良マラソンで痛めた右の中足骨(足の甲)は自身のフォームのクセを露呈させてくれたものの、未だ完治していない。医者には軽度の疲労骨折と診断されているけど、気にせずにDNS(Do Not Start)覚悟でずっと自己判断のうえ練習してきた。
だから途中で走れなくなるような激痛に襲われないように天に願いながら、大きな都庁のビルを背中に感じて、冷え切った身体にムチを打った。
東京マラソンは基本的にフラットなコースのため、ハイスピードが期待できるのが特徴。
でも、全く試走していないので、後半の登り坂に幾分の不安を抱えて、序盤は様子見で。
この序盤は下り基調のため、自然とペースアップ気味となりがちになる。
なので、ここはグッと我慢して身体を暖めることに専念した。
幸い、途中で仕事の後輩や友人K氏らの応援もあり快調なすべり出しができた。
とりあえずスタートからずっと続く沿道の声援がもの凄い。
寒い中、皆様ありがとうございますの意をこめて、余裕がある時は子供達にハイタッチしまくった。
この時のペースは5'30/km前後
Ambitのペース表示が街中で一定しないのは高層ビルのせいなのか。
とりあえずオフィシャルの4時間ペーサーを探すことに専念する。
途中、一際目立つマークを付けたランナーを発見して近づくとGoogleマップのポイントを付けた一般ランナーだったり(ややこしいわ)と、東京マラソンは仮装ランナーと外国人ランナーが非常に多い。
ペースを崩さずに品川付近の最初の折り返しで、先行する4時間ペーサーを無事に目視確認することができた。
スタートで7分程度遅れている割には、そんなに距離は離れてないと確信し、後をひたすら追うことに。
品川から浅草方面に北上する際は、強い風が吹き下ろしてくると聞いていた。
というより、銀座付近から急に幅員が狭まり、ものすごく走りづらくなる。
20km付近で無料で頂いたSVAS(エナジージェル)を予定どおりインストールする。
エイドでバナナとプチトマトを少し頂き、ひた走る。
ハーフポイントのタイム表示を確認するとなんと2時間3分だった・・・orz
倍にすると4時間6分・・・ネットタイムだと7分ズレるのでギリだなと。
じゃ、グロスタイムだとダメじゃん・・・といつもと違い冷静な思考でいれた。
後半のペースアップが必要なんだけど、どの程度飛ばせば良いのかピンとこなかった。というより、ハーフを過ぎても4時間ペーサーに中々追いつけないという焦りが徐々に出てきた。
25km付近でようやく4時間ペーサーを確認し、集団後方に紛れ込む。
後は流せばいいんだと、ここで精神的にホッとできた。
群の中には息づかいの荒い人、余裕のある人様々。
いつもの自分なら、この辺りから疲労がでてきてペースがあげれなくなるけど、この時に心拍数を確認すると140bpm台とAT値のちょい上と、それ程キツクないし、脚も大丈夫そう。
で、中足骨(足の甲)の痛み防止のために用意していたロキソニンをスタート前に飲むのを忘れてることにこの時に気づくw
薬自体はウェストポーチに入れてる。でも、この時は痛みがなかったことや立ち止まってペースが乱れるのがイヤだったので、そのまま走り続けた。
スカイツリーが見えるところで、ぽろぽろと集団からドロップしていく人が増えた気がした。もしかするとペースが上がってたのかも。とりあえず、Ambitの表示は5'20/kmを表示してたことを覚えてる。
元々、35kmまでペーサー群に揉まれるつもりだったので、スカイツリー周辺では完全に馬群の中へ。
で、コースの幅員が狭いこともあり、なかなかペースをあげれない、最後尾のペーサーから最前列のペーサーにつくために徐々にペースを上げて、30km手前でようやく群の先頭へ付けることができた。
30kmを過ぎてから予定どおり、shotzのコーラー味をインストール。
やっぱり、ジャンキーランナーにはコーラー味は最強で、いつもながら、かなりのパワーをもらう。
欲を言えば、コーラー味にもカフェインを入れて欲しいぞと。
35kmで集団から抜けるかゴール10km手前の32kmから抜けるか自問自答した。
35km過ぎには登り坂があるので差が付きにくいだろうと判断し、32kmから抜きに出ることにした。
丁度、銀座の復路だったかなぁ。RODメンバーの応援ポイントでもないので、狭い中でも比較的すいている道路の中央よりから徐々にペースアップを開始。
が、とりあえずマラソン特有の35kmの壁が来ることを懸念して、トップギアには入れれなかった。
この時4時間ペーサーが後方に離れていくことを振り返りながら確認でき、「俺、走ってるねぇ」とここで初めてニヤリ顔。
35kmまでの2kmで自分の心肺と脚に対し、「35kmから本当にイケるのか俺?」と何度も冷静に確認した。
だって、今まで35km通過ってボロボロになったことしかないし、ここから加速できたことは一度もない。
ただ、何度も自問自答した結果、「もしかしたら、イケるんじゃね?」とちょっとポジティブな思考に変わりつつあった。
で、待望の35kmの看板を通過したのを確認し、トップギアへチェンジ。心拍をハイビートゾーンへぶち込む。
35kmを超えると登り坂があるけど、奈良マラソンにでてくる坂に比べればおこちゃまサイズの坂だし、ハイカー出身のボクがロードの人に負けれない意地の部分でもあるので、頑張ってごぼう抜きした。この時、速いランナー2~3人には抜かれたけど、まぁ、ほぼ全抜きでクリアする。
ここから、もう完全に自分の背中から羽が生えてた(自分調べw)
昨年から走り方をフォアフットへと移行し、推進力を得ながら走れるようになったので、ぶっ飛ばす。(Runmeterの記録ではこの時の1km区間のピークが4'20/km~3'58/km)
アドレナリンでまくりの独特の浮遊感を感じながらのラスト7km
たぶん周りから見るとそんなに速くはないだろうけど、自分自身では覚醒モードというか小説「風が強く吹いている」の主人公の走になってたw
さすがに、ラスト1kmは辛く感じたけど、加速しながらのゴールでザ・快感!
記録はグロスでも目標タイムを切ることができて満足。
特に後半はイケイケで、精神的に身体的にも余裕があったので、ものすごく楽しめた大会だった。
やっぱり加速して終われるって後が気持ちいいですよね。
そして、ゴール後にRUN OR DIE!!のメンバーの応援組と合流でき、少し話ができ、応援のお礼も言えた。

ROD応援メンバー
また今度!とメンバーと別れて、皆さんはコバさんの披露宴パーティーへ、ボクは一路関西へ帰ることに。
宿の近くになるとお腹がグーっと(笑)ジャンキーだから、ここでまた牛丼屋の焼き牛丼を食して帰路に着きましたよ。
130万人の沿道の皆様、応援ありがとう。
そしてRODメンバー、ありがとう。RODサイコー!

また、来年も走りたい!と思える楽しい大会でした。
東京マラソン、マジいいね!
-----長文駄文失礼しました-----
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2013年02月25日
東京マラソン2013を走ってきた vol.1

前日の夜に雪が降ったため、当日はすごく寒かった。
足元は『漢なら短パンだろ!』という見た目を重視し、Arc'teryxのInsendo short を選択したのがそもそもの失敗。
ずっと、4時間ペーサーをロックオンして走ってたけど、折り返し地点では雪が舞うほどの寒さに加え、練習不足で復路の山岳地点でとうとう両足のふくらはぎと右の大腿四頭筋脚がこむら返りになり脚が終了。最後は沿道の声援の中、歩くといった屈辱しか残らなかった奈良マラソン2012。
あれから2ヶ月半後の東京マラソンは、はたまたどうなるのか。
とりあえず、年始からはケガをしないように自分なりの練習をしたし、直前1週間は脚の疲労を抜くことに専念した。
でも、目標タイムをクリアできる自信はなく、不安と恐怖で本番を迎えることになった。
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大会前日の土曜日は、朝からビッグサイトで受付を行って、色々と物色することに。

厳重でシステム的な受付なんですよ。

受付後にある東京マラソンEXPOのエキスポの意味をようやく理解。
とりあえずお祭りモードでメーカーブースがいっぱい、人いっぱい。

とりあえず、多くの商品の販売コーナーに目がクラむw
散財を避けながら、まずはBROOKS(ブルックス)でプロネーションのチェックをしてもらったり。

やっぱり左足がオーバープロネーションだった 昨年の鵞足炎の原因はこれと特定
Inov8で試し履きのついでに「噂の」デサントマークを現物目視確認したりw

試し履きついでに、他ブースでVibram Five Fingers(VFF)のBIKILAも履いちゃったり楽しみながらビッグサイトを後にした。

写真はレディースモデル
今回、無料でもらった戦利品

Inov8のシューズケースとニューハレのコールドシートはかなり嬉しい
天気が良かったので一度宿に帰って、ランナーの聖地である皇居を一周(5km)だけ、お上りさんジョグを実施したり。

何か走行会をやってて、ものすごくランナーがいた
その後、某アウトドアショップで今春発売予定のハードシェルのサンプル品を確認し、買うことを心に決めたり。

Hile+Like(女性向けライトウェイトハイキング用品店)さんにお邪魔して、色々物色したり。
お店で久しぶりにカブさんとお会いできて、感動したり。

あのポール欲しいんですけど・・・手がでない
翌日のことを忘れて、充実した一日が過ごせたw

夜になると、明日はどんな顔でこの地に来れるのだろうか。
また、あの挫折という辛酸を嘗めるのかと思うと不安と恐怖が襲ってきた。
そして、Outdoor Activities Team RUN OR DIE!!(ボクもメンバーの末席に名を連ねさせて頂いてます)のメンバーに翌日初めて会うことになっているため、ガチ緊張し、中々、寝付けなかったというのが本音でしたw
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