2015年11月24日
OMMのためにアルコールストーブCapillary Hoop Stoveを自作してみた
OMM JAPAN 2015の火器をどうするか悩んでました。
ジェットボイルSOLチタンも廃盤ギリギリで格安で購入できたけど、最近のファストパッキングでは専ら、SOTO マイクロレギュレータストーブウインドマスター(60g)がそこそこ軽量で点火ミスもないので、FAなのかと思うようになってました。
が、とある動画をみて愕然としたのです。
tetk氏 Capillary Hoop Stove - universal -
従来のアルコールバーナーは点火後から本燃焼までに1〜2分かかり、効率がイマイチでしたが、このCapillary Hoop Stove universal(以下、「CHS」)は10秒以内で本燃焼に達する優れものなのです。
すなわち本燃焼までの燃料、時間が不要となるのです。
しかも、プロダクト品で最軽量のEVERNEWのチタンアルコールストーブの重量が実測35gなのに対し、CHSはその1/4程度の8gとさらに軽量。
となれば五徳と風防を合わせてもSOTOのウインドマスターよりはるかに軽い。
しかも、CHSは燃費も良いので、アルコール燃料も少量ですむといった優れた火器の一つだと思われます。

EVERNEW チタンアルコールストーブ アルコールストーブではかなり軽い35g
で、試作してみたCHSのuniversal
自作の精度が低く、接合部の隙間が気になったので、効率をよくするためにJBウエルドで接着して、漏れがないようにしてます。

CHS(わき試作) 8g
アルコール20ccで本燃焼までの立ち上がり9秒
400ccの水を沸騰させるまで6分10秒、20ccのアルコールで8分40秒まで燃焼可能。
クッカーはOMM本番用の二人用のSNOW PEAK チタントレック700を使用。水温、気温不明。10月中旬の寒い日の玄関で測定。
もう少しパワーを上げたいけど、試作としてはとりあえず実用に十分かと。
CHSは熱の効率をよくするため、炎をトルネードさせて、チタン製のクッカーの底に狙って水を沸かします。

EVERNEWチタンアルコールストーブとCHSわき試作と比較

炎が回転しながら一点に集中するようにします。
OMMでテント内で燃焼させていてトルネードしすぎて幕が溶けそうになっちゃいました。トルネードしすぎも実用的でないってわかったw
(テント内の燃焼は危険です。自己責任でお願いします)
屋外のテストでは、室内との差を把握。沸騰するまでの燃料、時間の乖離からOMM時のアルコール量を算出します。燃料切れや燃料が想定外に余るのはもっての他ですよね。
ちなみに五徳、風防(自作)を込みで39gでした。

さらに、五徳を不要にできるサイドバーナー式CHSをインナーをアルミ板から起こして試作してみた。

チタンクッカーにサイドバーナーの組み合わせだと沸騰まで少し時間がかかる気がするなぁ。
ビールの空き缶でも簡単にアルコールストーブは作れますよ。

僕ビール、君ビールとインドの青鬼で作ってみましたw
かわいいし、実用的ですよ^ ^
正確な燃料測定をしたいのでメスシリンダーを買っちゃったw

軽さなら固形燃料の勝ちかもしれません。
が、火器好きとしてはストーブで湯を沸かしたいんですよw
過去の記事はこちら

Posted by わっきー at 21:01
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