2016年11月15日
OMM JAPAN 2016に行ってきた
今年も参加してきたOMM JAPAN 2016 SHINANO OMACHI
オリエンティア、トレイルランナー、ハイカーなどが集う山の総合力を試すレース。
今回で3回目で過去の2年は英国のOMM EVENTのように悪天候で開催されたのですが、今回は期待に反して二日とも晴天でした。
昨年はケガ中だったのでスコア(ロゲイニング方式)のショート、今年はバディと相談してストレート(オリエンテーリング方式)のショートに出場。
しかし、ストレートロングは完走率も低いのでと思って、ショートカテゴリを選んだのに、配布されたマップを見て愕然。
レッグ(コントロールと次のコントールとの距離)間が昨年に比べ、極端に長く、素直に行かせてもらえない地点が中盤に数カ所あり。
今回は行き当たりばったりじゃなくて、時間がかかってもいいので、きちんとルートを決めてから進むことに加えて、他の組につられて行くという優柔不断なことはせずに、バディと相談して決めたルートをきっちり守って取りに行くことにしてました。
途中、車止めを通行禁止と勘違いして、エスケープからの藪漕ぎを行なったり、送電線下の不明瞭な道に泣きそうになったりしたけど、最短距離、効率のいい取り方を意識して、藪をこぎまくりました。
で、ボクが通過した中で藪が一番きつかったのはスノーシェルター出口の938の南にある東に延びる尾根・・・
ここ、野ばらの太いのがたくさん。
藪漕ぎで、内ももがザクザクに切れました(笑)
さらに今回のシューズはSALOMONのS-LAB WINGSで出場したのですが、落ちている野ばらの枝をキックしてしまい、足の親指に激痛が。
シューズを脱いで確認したけど異常なしですが、指がいたーい(涙)
そのまま1日目はゴール。完走者が16組しかなくて、びっくり。
テントを設営して、ULTRA LUNCHのビーバークレーションを食べて、バディとしっぽりLAGAVULINをちびちび舐めながらも、やっぱり足が痛い。一方の足も枝を踏み抜いて土踏まずを打撲していたので、まあこんなものかと思ってました。
しかし、寝てても痛い。深夜にトイレに行こうとシューズを履くと激痛が発生するくらい痛い。
テント内の暗闇でソックスをそっと脱いで患部を触ってみると、な、なんとトゲが刺さってる。それもかなり深く。
WINGSのアッパーからソックス(ドライマックス)を突き抜けて、小さなトゲがパイルドライバーで打ち込んだように深ーく刺さってました。
これがまた、素手ではなかなか取れず。
寝ているバディに気を使いながら暗闇で格闘すること十数分でようやく取れたのは3〜4mmの小さな三角錐の鋭利なトゲでした。
他にも手のひらに二箇所刺さってたのは、帰宅してから毛抜きで抜きました(OMMって、もしかしたら毛抜き必須なのかも)
ほんと藪漕ぎ怖い。
まだ、昨年の笹薮の方が擦過傷が少なかったです。
夜はあまり寒くなくBigAgnesのFly Creek UL2で超快適。昨年のあの状態は、一体なんだったんだろうか。
インナーの結露なし。さすが2ウォール幕。
今回はマットはTERRA NOVAのLase Sleeping Mat(厚4mm)とOGAWANDのAcperienceの背面マット、シュラフはSky High Down Quilt 120とシュラフカバーとしてエスケープビビイのライトでヌクヌク。これ、軽量で一番お気に入りの組み合わせかな。
しかし、朝方の撤収時は放射冷却で、ものすごく冷えた。ベグが凍てついて素手だとかなり冷たかったです(-4度だったらしい)
2日目はカテゴリー的に上位チームになっていたようで、先行スタートでしたが、日の出直後なのでもう極寒で辛い。
震えながら地図を見て、1日目より長いレッグと1日目より多いコントロール数、しかも4箇所中3箇所をセレクトしなければならないコントロールあり。ロングのマップを間違ってもらったかと思った瞬間でした。(ロングはショートと同じコントロール数、しかもセレクトなし)
2日目は走力重視で、かなり走らされましたが、1日目以上の31組がゴール。
苦し楽しかったストレート。
ストレートショートの難易度はこれくらいがいいかも。ミスっても焦らずにじっくりと次を狙える。
また、スコアとの違いが明確でいいと思う。
やっぱり、ペアを組むレースは独りよがりじゃなくて、お互いの意見を交換しながら、よく相談し危機を回避する楽しさがOMMですよね。
さて、来年は何に出ようかなぁ。
最後に、バディに感謝!
---参考---
当初のパックウェイトは4.8kg
最終はバディ分を持って、追加にワインも積んで6.3kg
まだ、肩がこってます(笑)
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