2014年03月16日
ヘッドライトレビュー2014(SILVA TRAIL RUNNER2編)
b: SILVA TRAIL RUNNER2
実売価格:7,896円
最大照度:140ルーメン
特徴:軽量、超拡散LED
今回はHiモードでテストを実施
前モデルのTRAIL RUNNERが正常進化したモデルで、電池が単4×2本から単4×3本となって、重量増が懸念されたけど、超ワイドなインテリジェントライトを引き継いだうえに、不要な機能を制限しシンプルになったトレイルランニング専用のヘッドライト。
SILVA社はスウェーデンのコンパスメーカーで、オリエンテーリングで培われた技術をふんだんにフィードバックし、コンパス以外にヘッドライトや双眼鏡など多くの商品を手がけてます。
英国TRAIL RUNNING誌で高評価を受賞した本機種の特徴は軽量な本体とLEDの照度にこだわらず、優れたレンズカットでワイドに照射できるライトに加え、装着のしやすさが評価されたもの。
本機種はシンプルな構造で明るさの調整は2段階しかないものの、光量と拡散のバランスがよく、ヘッドライトの購入条件が絶対的な明るさでないことを表した製品かと。
また、頭部後方に配置したバッテリーはHiモードで30時間も動作させることができるので、ロングレースで2夜連続点灯させなければならない場合などには非常に心強い。
ライトユニットの角度調整は今回のテスト機種の中で唯一の無段階であり、非常にきっちりとした作りでフレキシブルに稼働可能。
また、バッテリーケースもしっかりと作られており、さすが他機種を凌ぐIPX6※の防水性能を持つモデルであるとうなずかせる感があります。
なお、ボタンを長押ししなければライトを消灯することができないという機能は、明るさの切り替え時に真っ暗にさせないという設計で、他メーカーにはないユーザビリティに優れた思想に好感が持てました。
しかし、電池残量を示すインジケーターランプは確認がしやすいけど、電源オフ時に表示されるため、使い勝手は残念ながらイマイチ。
自転車のキャノンデールのMTBのレフティを彷彿させるような片持ち構造のライトユニットのデザインは、軽量化と使い勝手のよさを両立させてます。
※参考
IPX6 耐水形 あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない
IPX5 防噴流形 あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない
IPX4 防沫形 あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない
IPX4は生活防水、IPX5以上が完全防水
電池込みの重量は軽量な部類に入る119g
しっかりとしたベルトと小型のボディサイズでかなり軽く感じます。
ライトユニットとバッテリーケースの前後バランスも良好で、装着感はあまり感じません。
また、ヘッドライトがずれないようにベルトの内側には滑り止め加工を施しているのは、テスト機種で唯一であり、発汗、運動量の多いトレイルランナーを考慮した機能でしょう。
トレイルでの実照射
光は昼白色に似た白いカラー
写真ではわかりづらいですが、かなりフラットな光で、広範囲まで照らせ、レンズの陰はありません。
今回、頭部以外に腹部にも取り付けて実走してみましたが、ウェスト73cmのボクにジャストフィットで、超ワイドな光は上下の揺れも気にならず使えます。
また、ヘッドユニットが上向きに稼働するのは本機種だけであって、腹部に付ける際にベストポジションを出しやすいと思います。
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第1回 Petzl NAO編
次回はLED LENSER SEO7R編です。
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Posted by わっきー at 17:24
│ヘッドランプレビュー2014